競合について
カテゴリー:事業計画について
競合分析の重要性
あなたが行おうとしている事業の中での競合はどんな存在かということです。
競合とは、ライバルですね。たとえば、あなたがハンバーガー屋をやろうとした場合、駅前にあるマクドナルドはライバルですよね。マクドナルドにどう勝つのか。その方法(戦略や戦術)を紹介する前に、ライバルがどのような戦略、戦術なのかをまずあなたが知り、金融機関担当者と共有する必要があります。
たとえば、あなたのお店では、ハンバーガーは1つ2,000円で販売している高級なハンバーガーだとします。マクドナルドのハンバーガーは1つ100円です。このように、名前は同じハンバーガーでも、何か違う感じがしませんか?マクドナルドのような値段の安いハンバーガーは食べないけど、高級なハンバーガーは好きという人はいるでしょう。こういう人に関しては、あなたのお店とマクドナルドは競合とはいいにくいですよね。そのため、競合について考える場合には、おおざっぱにハンバーガー屋だからすべてのハンバーガーを売っているお店が競合になるかというと、たしかに競合といえる側面もありますが、より直接的な競合、たとえば、高価格帯の高級なハンバーガーを扱っているお店がある場合には、そちらのお店の方が、マクドナルドよりもより直接的な競合になります。
後者についてもしっかり考える必要があります。競合を分析していると、競合の良いところ、悪いところが見えてきます。あなたが競合に勝つためには、競合にはできないことをやるか、競合ができていることよりも一層レベルを上げなくてはいけません。そのため、正確に競合の存在などを分析してみると、あなたのチャンスが見えてきます。このチャンスが、金融機関から見ても同じようにチャンスと思っていただき、あなたがそのチャンスをものにできる人、会社なんだと思わせることができれば融資がうまくいく可能性が増します。