創業融資情報の記事まとめ①
カテゴリー:創業融資
事業計画書全体の内容
事業計画書の本質
ここまで、この人なら売れると思わせることができる要素について説明してきました。その最後として、計画書全体の内容があります。これは、創業動機の部分にもありました、人は見た目が9割という発想に近いものです。
本来の事業計画書は際限なく素晴らしいものができます。
量にすると、ワード文書で数十枚にはなってしまうでしょう。内容があり量もしっかりしている、さらにここまで、ご説飯してきました内容をふまえて書くことが出来ていた場合には、一貫し、現実的で、論理的な事業計画書になっています。このような事業計画書と適当に作った事業計画書では、重みが違います。その人の事業に対する想いが事業計画書を通じて見えてきます。また、しっかりと自己分析ができていれば、分析能力なども評価されるでしょう。このように、事業計画書を作成するというのは、単純に事業計画書としての意味+事業への想い+経営者としての能力が見られているといえます。
創業融資を申し込むために必ず必要となるのが、事業計画書です。
①事業計画書とは、プラモデルでいう組立説明書と同じです。
②事業計画書には、あるモノやサービスを、誰に、どうやって、いくらで、誰と協力して販売するのか、その結果、1年間でどのくらいの収入と支出があるのかという基本的な事業の話を書くことが必要になります。なぜ、あなたがそのモノやサービスを扱うと売る(儲ける)ことができるのかということを客観的に示すことも必要です。
③上記の項目を最低限おさえたものが事業計画書です。
融資獲得のために特に押さえておきたい3つのポイント
①売上は大きくしすぎない
現実的に達成できそうな数字にすることです。もちろん売上が大きいほうがよいに決まっています。しかし、その売上は本当に達成することができるのでしょうか?達成できる売上目標計画が融資においては必要になります。
②売上の根拠を客観的に示す
たとえば、売掛金などの契約書を売上の裏付け資料として添付することで、実際に売上が上がることを示すのです。
③資金繰りを意識する
創業者にありがちですが、資金繰りを意識した事業計画書になっていない場合がよくあります。売上や経費などの試算表を作成しますが、その項目に現金残高のような項目を設けて、現金残高がマイナスにならないような計画書にしなくてはいけません(マイナスの場合は、その点を融資で補うなどの理由が必要です)。