事業計画書⑫事業経験や経歴
カテゴリー:事業計画について
これまでの事業経験や経歴の話
事業の実績を示す
あなたはまだこれから創業するか、創業して間もないかのどちらかだと思います。いずれにしても、あなたには実績はありません。通常、金融機関は、実績を見て融資の可否を決定します。しかし、あなたのこれまでの事業経験や経歴は実は、実績になる可能性は十分あります。特に、これまでやってこられた事業を同じ事業を創業事業として始める場合や、過去の経験を創業偉業にも活かす場合です。
たとえば、創業事業としてラーメン屋を始める人がいたとします。ラーメン屋自体は、まだ開業していないので、実績はありません。しかし、この人は、創業前にラーメン屋3店舗で10年間修行を積んでいたとします。この10年間の経験をしっかりと伝えることができると、創業事業の結果はこれからですが、なんとなくうまくいく気がします。また、これまで営業マンとして働いてきてセールスがダントツでナンバーワンだった人が、たとえば、畑違いですが、ホームページ制作会社を創ったとします。もちろんホームページ制作に関しては知識がありませんので、この人だけで創業融資に挑んでも難しいかもしれません。しかし創業メンバーの一人に専門家がいるとします。ホームページは主に企業や事業主三向けに販売します。そのため、制作は創業メンバーである専門家に任せられます。このような状況ですと、代表は、売るモノは変わったとしても、対企業や事業主の営業でダントツの成績を残してきておりますので、ノウハウや人脈が豊富にあります。そうするとそのような人が扱うモノは売れる気がしますね。このように、創業融資でも実績を連想させることはできるのです。事業経験や経歴は非常に大切になります。あなた自身の強みを抜き出します。そして、抜き出した強みが創業事業に活かせることを示すという工夫をしましょう。